2019年08月25日
臨床美術体験!今回はほおずきを描いたウチワを作りましたよ〜♪
「臨床美術」について、何度かブログで書かせてもらっていますが、お休みが重なったので行ってきました!





今回も砺波まで。
「臨床美術」にビビビッときた人は、ぜひ今までの体験談を見ていただきたい!
今回も、砺波の「みやの森カフェ」でウチワにほおずきを描くというプログラムでした。
友人の渡辺恭子さんの案内のもと、画材をいろいろ使うので、お手伝いにもうおひとり臨床美術士のEさんがいらっしゃいました。
体験したのは、わたしを含めて5人。
わたしより少し年上のご夫婦と、わたしの父よりきっと年上〜のお2人。
いつも、臨床美術だけでなく一緒にやる人のことも好きになってしまうのが、これまた魅力です
ほおずきは、「鬼灯」とも書いて、お盆に帰ってくるご先祖様のともしびになったり…という話をしながら、
昔は実をもんで、中身を抜いて鳴らして遊んだり…なんて話をしつつ。。。
毎回ビックリするのですが、いくつもの工程を踏んでひとつの作品になっていきます。
ほんとに次から次へと工程があるのです…これはお手伝いの方が活躍されるのもわかります。
画材もいろいろ、どんどん出てきます。
いやぁ〜楽しい
最後は、みんなの作品を並べて鑑賞会。

「線香花火のようにも見えますね〜最後にふちにいれた青が効いてますね〜」
「鬼灯が上を向いていて力強いですね〜余白もいいですね〜」

「ドリッピングの色が混ざりあったところがいいですね」
「最後に書いた点々が楽しい感じですね」
など、臨床美術士の恭子さんが感性の大爆発のようなコメント。
褒めようとしているという感じでもなく、見えたものを感じたままに言葉にされていくのですが、それがとても素晴らしいのです。
見ているわたしたちも、口々に感想を言います。
わたしのウチワ(右端)には、「俳画みたいだね」と白いおひげがステキな伊藤博文さん(勝手にそう呼ぶことにしました
)に言ってもらいました


みなさん臨床美術を何度も楽しまれている方々。
臨床美術士の方が指示された工程だけでなく、渡された画材で好きに色を塗ったり点々を描いたり…。
わたしも最後に渡された絵の具があまりにもいろんな色で、これを使わない手はない!!!と思ったけれど、「言われてないのにいいのかな?」と。
学校にいる時に「言われてないことをなんでするんだ!」みたいなことを言われた感覚が思い出されて、ググッと立ち止まってしまったのです。
「言われた通りにに作品を仕上げた方がいいの?言われてないことをしてもいいの?」と、素直に質問してみました。
「どっちもいいの」
恭子さんからの返事。
わたしはその答えにあらためて心を動かされました。
これが臨床美術なのね〜と。
不正解がない。何を表現しても「いいね!」と言われる。
この安心感とワクワク感。
そのあと、みなさんと美味しいコーヒーを飲みながらおしゃべり。
先ほどの伊藤博文さんは、毎日自画像を描いておられるとのこと。
「そろそろ身体も描けるようにしようかなと…」
「そろそろ」とおっしゃるそのエネルギーを感じて「ま、眩しい!!!
」

今回も、制作も出会いもすべてが楽しい時間でした。
合間に見た恭子さんの作品がこれまたステキなんです。
本人の了解を得たので…是非観てください



今回載せた全部の作品を観てみると、「どれもいい!」って思えるのがまたおもしろくていいでしょ?
いろんな画材といろんな工程を踏んで、思わぬものができあがる!
でもちょっと「こういうところがあざといな…」とか「こうするつもりじゃなかったのに…」みたいな思いも出てきたりして。
そこが「またやりたい」につながっているのかも!
そして、またこの場所「みやの森カフェ」のイゴコチのよさに感動。
コーヒーが…めちゃめちゃ美味しかった…
恭子さんと一緒に働いていたカフェの味を思い出しました。
夏休みが終わるって死にたくなっている子どももいる中で「こんな場所もあるよ!」って言いたくなる場所です。
「みやの森カフェ」の本が出来たと聞いていたので、買って来て読みました。
「支援」でもない、「福祉」という言葉でも語れない不思議なカフェの中身を少しだけのぞかせてもらった氣がします。
いろんな場所がある。
また行きたいです。

Posted by サボ子 at 07:46│Comments(0)
│つれづれ
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