2017年11月20日
臨床美術とアートの力!!!
先週末、おかげさまで夏から予告していた「臨床美術」の体験
「あんきに臨床美術@ぽころこ」
を開催することができました〜!!!
さらに、つきいちシネマもゴミでアートする前衛芸術「ヴィック・ムニーズ〜ゴミアートの奇跡」を上映しました!
しかし!!!もう一週間経っちゃいましたスミマセン、サボ子記事を書くのにとっても時間がかかるタイプ。
描きたい氣持ちが強いほど、時間が経ってしまう…。
とにもかくにも、どちらにも関わってくださったみなさんに感謝感謝!!!
2日間でサボ子の内からも外からも、ダイナミックな経験になりました。
「臨床美術」って知ってますか?
臨床美術は、もともとは20年くらい前に始まったもので、認知症の予防にと彫刻家・医師・ファミリーケアアドバイザーの3人(日本)で始められた活動だそうです。
わたしは4年ほど前に一度、臨床美術士を勉強中の友達に経験させてもらって「これはすごい!!!」と感動してしまいました。
時間が経ってしまいましたが、この秋その友人に高山へ来てもらって、飛騨の人にも体験してもらったのでした。
この時期、飛騨の人なら「もらう」のが当たり前な新鮮なリンゴ。
今回は、友人に色々悩んでもらった末に「りんごの量感画」をみんなで体験することになりました。
とにかく、臨床美術はいろんなプログラムがあって、絵を描くだけではなくていろんな形を作ったり、あれやこれや…わたしの知らないおもしろいプログラムが盛りだくさんのようなのです!
今回は初めてで、相談させてもらった「ぽころこアートスクール」の弓削先生たちのご好意もあって、
ぽころこアートスクールの高山教室でやらせてもらうことになりました!
来てくれたのは、わたしに臨床美術を初めて体験させてくれた友人の渡邉恭子さん。
富山県高岡市から来てくれました。
そして、なんと高山市にも臨床美術士さんがいらっしゃった!
山下ちはるさんと松見ひろ子さんもお手伝いに来てくださいました。
午前と午後に別れて、8才から75才までの女性が12人体験しました。
もちろんわたしも!
リンゴがどんな風に大きくなったのかを想像して、五感をいっぱいに使ってリンゴを感じてから、
オイルパステルで描きはじめますが、それがとってもユニークな方法なんです。
(この先経験される方もあるだろうから詳しく言わないようにしときまーす!)
できたと思ったら次の行程、これまた次の行程と、わたしは臨床美術は3回目の体験ですが毎回「まだあるの!?」って言ってしまいます。
いい意味で裏切られるので、飽きることがない。
ついつい夢中になるように、そして出来上がりが「まんざらでもないアート」になってしまう!
夢中で描いたら「わたしもアート作品が作れた!」っていううれしさがやってくる。
渡邉さん、山下さんにいろいろ質問してみたのですが、そのたび臨床美術がどんなに考えられてプログラムを作られているか感動してしまう…
画材もかなりいいものが使われていて、やっぱり満足感がちがうそうです。
わたしもその時間はとにかく夢中になりました。
色と目の前のリンゴだけの世界です。
仕上がりがコチラ
撮影・山下ちはるさん
「後ろの富士山?」「リンゴ飛んでるの?」となりで体験していた友達がツッコミ
他の人に比べたら「アート感」が少ない作品になりましたが
リンゴはおもしろく描けたし、なんといっても「もうこれで満足!」ってところでやめられたのがうれしい!
ふと思ったのは、子どもの頃大好きだった色の組み合わせの紙を貼付けていました。
なにかあの時紙さえあれば絵を描いていた、夢中な氣持ちがよみがえったようなんです。
もちろん他の人たちも夢中!
撮影・山下ちはるさん
描いたあとにみんなで鑑賞会をするのですが、同じ行程を経ていても
リンゴの大きさも、おさまり具合も違います!はみ出しているリンゴも!
どの作品も、楽しんで自由な心で描かれたものです。
それぞれの作品を「ステキだね〜」「こんなところがいいね〜」なんて話しながら観るのもとっても楽しいのです。
臨床美術を経験したあとのこの満足感は一体なんだろう…。
今日の時点で、わたしは「自分の世界だけになる」ということが鍵になるような氣がしています。
人のために何かをして「誰かに喜ばれる」ということは、人間の喜びの元になるなぁと感じていますが、
それだけではやっぱり足りないんだなと。
なにかに夢中になって「自分のためだけの時間を満喫する」
生きていくのに、どっちも大事なんじゃないかなぁ…と思ったのでした。
これがまた色や造形が多彩な「アート」だからという氣もしています。
いつも夢中でやっている弓道は、どっちかというと「修行」に近くて臨床美術のような「ほっこり感」や「満足感」とはまったく違うなぁ
(だからといって大好きで、わたしにはとっても必要なんです)
さらに、なんでもうまくやるには「努力」が必要だと思って来たのですが、「努力」を必要としないで、心のままに手を動かすだけで(心のままに手を動かすからこそ)満足できるものができてしまう。
参加した75才の母が「なんだかとっても不思議な体験」と言いましたが、その通りなんです。
臨床美術を始められた方に話を聞いてみたいなぁ…。
写真を提供してくださった山下さんは、地道に飛騨のデイサービスや子どもたちの通所支援施設などで臨床美術を体験してもらうように活動されているとのことでした。
知らなかった…。
機会があれば、どんな人にも体験してもらいたい!
わたしももっといろいろやってみたいです!
アートのプロ ぽころこの先生も、とっても楽しかったと言ってくださいました!
ブログにも紹介していただきましたよ!
「次も是非!」との声をたくさんいただいたので、またお呼びしたいと思います!
そして、次の日はスタッフをやらせてもらっている「つきいちシネマ」11月の上映。
『ヴィック・ムニーズ 〜ゴミアートの奇跡』のお手伝い。
コチラは、世界最大級のブラジルの埋め立て地でリサイクルゴミを拾う人たちのポートレイトを作り、彼らに還元したいと考えた前衛芸術家のお話でした。
こちらもとても評判がよくて、わたしも出てくる人たちが好きになってしまうようなステキなドキュメンタリーでした。
(もしかしたら、また観る機会が作れるかもです!その時はぜひ!)
「アートの力」「人の力」
アートでおなかはふくれないけど、なにかとっても大事なことがそこにある!!!と感じた2日間。
あれからずっと、とっても豊かな氣持ちですごしています♪
「あんきに臨床美術@ぽころこ」
を開催することができました〜!!!
さらに、つきいちシネマもゴミでアートする前衛芸術「ヴィック・ムニーズ〜ゴミアートの奇跡」を上映しました!
しかし!!!もう一週間経っちゃいましたスミマセン、サボ子記事を書くのにとっても時間がかかるタイプ。
描きたい氣持ちが強いほど、時間が経ってしまう…。
とにもかくにも、どちらにも関わってくださったみなさんに感謝感謝!!!
2日間でサボ子の内からも外からも、ダイナミックな経験になりました。
「臨床美術」って知ってますか?
臨床美術は、もともとは20年くらい前に始まったもので、認知症の予防にと彫刻家・医師・ファミリーケアアドバイザーの3人(日本)で始められた活動だそうです。
わたしは4年ほど前に一度、臨床美術士を勉強中の友達に経験させてもらって「これはすごい!!!」と感動してしまいました。
時間が経ってしまいましたが、この秋その友人に高山へ来てもらって、飛騨の人にも体験してもらったのでした。
この時期、飛騨の人なら「もらう」のが当たり前な新鮮なリンゴ。
今回は、友人に色々悩んでもらった末に「りんごの量感画」をみんなで体験することになりました。
とにかく、臨床美術はいろんなプログラムがあって、絵を描くだけではなくていろんな形を作ったり、あれやこれや…わたしの知らないおもしろいプログラムが盛りだくさんのようなのです!
今回は初めてで、相談させてもらった「ぽころこアートスクール」の弓削先生たちのご好意もあって、
ぽころこアートスクールの高山教室でやらせてもらうことになりました!
来てくれたのは、わたしに臨床美術を初めて体験させてくれた友人の渡邉恭子さん。
富山県高岡市から来てくれました。
そして、なんと高山市にも臨床美術士さんがいらっしゃった!
山下ちはるさんと松見ひろ子さんもお手伝いに来てくださいました。
午前と午後に別れて、8才から75才までの女性が12人体験しました。
もちろんわたしも!
リンゴがどんな風に大きくなったのかを想像して、五感をいっぱいに使ってリンゴを感じてから、
オイルパステルで描きはじめますが、それがとってもユニークな方法なんです。
(この先経験される方もあるだろうから詳しく言わないようにしときまーす!)
できたと思ったら次の行程、これまた次の行程と、わたしは臨床美術は3回目の体験ですが毎回「まだあるの!?」って言ってしまいます。
いい意味で裏切られるので、飽きることがない。
ついつい夢中になるように、そして出来上がりが「まんざらでもないアート」になってしまう!
夢中で描いたら「わたしもアート作品が作れた!」っていううれしさがやってくる。
渡邉さん、山下さんにいろいろ質問してみたのですが、そのたび臨床美術がどんなに考えられてプログラムを作られているか感動してしまう…
画材もかなりいいものが使われていて、やっぱり満足感がちがうそうです。
わたしもその時間はとにかく夢中になりました。
色と目の前のリンゴだけの世界です。
仕上がりがコチラ
撮影・山下ちはるさん
「後ろの富士山?」「リンゴ飛んでるの?」となりで体験していた友達がツッコミ
他の人に比べたら「アート感」が少ない作品になりましたが
リンゴはおもしろく描けたし、なんといっても「もうこれで満足!」ってところでやめられたのがうれしい!
ふと思ったのは、子どもの頃大好きだった色の組み合わせの紙を貼付けていました。
なにかあの時紙さえあれば絵を描いていた、夢中な氣持ちがよみがえったようなんです。
もちろん他の人たちも夢中!
撮影・山下ちはるさん
描いたあとにみんなで鑑賞会をするのですが、同じ行程を経ていても
リンゴの大きさも、おさまり具合も違います!はみ出しているリンゴも!
どの作品も、楽しんで自由な心で描かれたものです。
それぞれの作品を「ステキだね〜」「こんなところがいいね〜」なんて話しながら観るのもとっても楽しいのです。
臨床美術を経験したあとのこの満足感は一体なんだろう…。
今日の時点で、わたしは「自分の世界だけになる」ということが鍵になるような氣がしています。
人のために何かをして「誰かに喜ばれる」ということは、人間の喜びの元になるなぁと感じていますが、
それだけではやっぱり足りないんだなと。
なにかに夢中になって「自分のためだけの時間を満喫する」
生きていくのに、どっちも大事なんじゃないかなぁ…と思ったのでした。
これがまた色や造形が多彩な「アート」だからという氣もしています。
いつも夢中でやっている弓道は、どっちかというと「修行」に近くて臨床美術のような「ほっこり感」や「満足感」とはまったく違うなぁ
(だからといって大好きで、わたしにはとっても必要なんです)
さらに、なんでもうまくやるには「努力」が必要だと思って来たのですが、「努力」を必要としないで、心のままに手を動かすだけで(心のままに手を動かすからこそ)満足できるものができてしまう。
参加した75才の母が「なんだかとっても不思議な体験」と言いましたが、その通りなんです。
臨床美術を始められた方に話を聞いてみたいなぁ…。
写真を提供してくださった山下さんは、地道に飛騨のデイサービスや子どもたちの通所支援施設などで臨床美術を体験してもらうように活動されているとのことでした。
知らなかった…。
機会があれば、どんな人にも体験してもらいたい!
わたしももっといろいろやってみたいです!
アートのプロ ぽころこの先生も、とっても楽しかったと言ってくださいました!
ブログにも紹介していただきましたよ!
「次も是非!」との声をたくさんいただいたので、またお呼びしたいと思います!
そして、次の日はスタッフをやらせてもらっている「つきいちシネマ」11月の上映。
『ヴィック・ムニーズ 〜ゴミアートの奇跡』のお手伝い。
コチラは、世界最大級のブラジルの埋め立て地でリサイクルゴミを拾う人たちのポートレイトを作り、彼らに還元したいと考えた前衛芸術家のお話でした。
こちらもとても評判がよくて、わたしも出てくる人たちが好きになってしまうようなステキなドキュメンタリーでした。
(もしかしたら、また観る機会が作れるかもです!その時はぜひ!)
「アートの力」「人の力」
アートでおなかはふくれないけど、なにかとっても大事なことがそこにある!!!と感じた2日間。
あれからずっと、とっても豊かな氣持ちですごしています♪
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