2017年10月03日

親孝行プレイ! 〜お寺編

「いつか家族で行きます!」

北海道にいた時お世話になったTさんに、毎回電話で話していた夫。
いつまでもお元気だと思っていたら、突然帰らぬ人になってしまい、「『いつか』は今と思え!」が家訓となったわが家。

春には、新潟の義母がガンと言われて手術までする事態に…でも違ったんですよ!face15
そんなこともあって「いつか」と言っていたことを、今年は後先考えずに実行することにしました!
先立つものはないけど…なんとかなるさ!

その「いつか」やりたいと思っていたことは、夫が仕事で作らせてもらったお寺を新潟の母に見せること!

仕事をしたお寺は神奈川県に3つ、ついでに鎌倉の観光名所と横浜も行くぞー。

夫が神奈川で仕事をしていた間に観たもの、美味しいところも案内してくれるというので、二泊三日で行ってきました。

わたしの心の師みうらじゅん氏言うところの「親孝行プレイ!」
「親孝行」と言うとちょいと恥ずかしいけど、プレイと思えば堂々とできるというものさ!
前日まで靈氣三昧だったお仕事で充実感でいっぱいの中の旅立ちは、楽しみ以外のナニモノでもない!

朝4時半に車でわが家を出発。
なぜか道を間違えて箱根越えをしてしまったわたしたち。
「宮峠みたいなもんやろ〜」
天下の箱根の山をこんな風に言った罰が当たったのか、ガッツリ洗礼を受けて、余裕だったはずの日程が大焦りemotion26
新潟から新幹線で向かった75才の母を小田原で待たせて、まずは海老名市にあるお寺のひとつへ。

有力な檀家さんに多額の退職金が入り、お寺の建て替えに使われたというお寺は、日蓮宗できらびやかなお堂。
そして、贅を尽くした彫刻!!(本堂のアチラコチラに!)

親孝行プレイ! 〜お寺編

こんなに太い柱も8本。
息子の腕では抱えきれない太さでした。
大工さん的に言うと、皆がさわる部分は「ツルッツル」に仕上げ、上のほうは「ツルツル」くらいにとどめてあるそうですface15

「いやぁ〜この彫刻、すごいね〜!」
有力な檀家さんが寄進された額が頭をよぎります…。
「この建物って何百年ももつんでしょ〜?次ぎにくるのは生まれ変わった時かね〜」と母。
「そんなことをおっしゃらずに、また今世で来てください」とお寺の方に言われていましたface15

家族でご挨拶をして、夫は集めている御朱印長にサインをいただき次の寺へ。

次のお寺は茅ヶ崎市。
岐阜県や新潟県のことを思うと、どこも近いね!

コチラは曹洞宗のお寺。
小さい頃に通った臨済宗のお寺と一緒のものが多くて落ちつきます。

家族は本堂より庫裡のほうの仕事をさせてもらったとか。

親孝行プレイ! 〜お寺編(息子撮影)

照明の感じも、いろんな工夫も、お話を聞けば聞くほど、設計士の人や和尚さんの思いがビンビン伝わって来ます。
この欄間は、「竹の節欄間」と言うそうですよ。
エアコンのためにガラスが入っていますが、本来はそのまま。シンプルで、初めて聞いた様式の欄間です。

お寺に生えていた木や、使っていた座卓を再利用して、いろんなところで第2の人生を送っている木たち。
いろんなことを一生懸命説明してくださる和尚さんのことがとても好きになりました。

さらに和尚さんが喜んでおられたのがこんなところ。
親孝行プレイ! 〜お寺編

「こういう継ぎ目がキレイですよね〜」
こんな風にほめていただいたら、造った甲斐があると言うものですね。

夫は滞在中とってもお世話になったそうで、突然の訪問にも関わらずいっぱい案内してくださって、お彼岸だったのでとっても美味しいおはぎをご馳走になってきました。

さぁお寺編、母を案内する寺はもうひとつ!
次の日、鎌倉の「建長寺」

「けけけ、建長寺〜!?」
親孝行プレイ! 〜お寺編
鎌倉五山とかなんとか習った氣がするけど、そんなところのどこを作ったのでしょう?
トイレとか!?
しかし、入ってみるとスケールが…違いすぎる…。

親孝行プレイ! 〜お寺編


立派な三門、離れて撮ってもフレームにおさまりません!
昨日の寺で、「この柱は一本いくらくらいだろう…」と下世話な想像ばかりしていたわたしですが…なんていうか…ここはそんな考えすら浮かばない…。
夫は、非公開エリアの雲水さんたちの座禅堂を手がけたそうで、ちょうどお彼岸の中日で、奥のお墓参りをする人たちにまぎれて潜入。
実際使われている感がなんともうれしい建物でした。

いやはや、鎌倉、すごい!都だったってこういうことか!
権力が集中するってこういうことか!

柱の値踏み後、圧倒される建長寺。
大人になると別の感動がやってきますね…。

そうは言っても、道中見て来たベイブリッジとか、高速道路の何段にも交差するジャンクションとか、
すごい建築物が現代にもたくさんある訳ですけれど。
とっても美しいし、役にも立ってます。

しかし何百年も残るっていうのは、やっぱりまたちょっと「同じ建築物」と考えられないサボ子でした。

あれ?親孝行はどこ行った!?
すっかり自分の世界で楽しんでしまいました。
母のツボはどこで刺激されたのか!?

次回は、期待していなかった「仏像」に圧倒されるの巻!つづきます…。


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Posted by サボ子 at 07:42│Comments(0)つれづれ
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