2017年06月02日

キング降臨 その後

よく考えたら、ひだっちブログでのカテゴリーが「健康・リラクゼーション」の中に入っていて、
他の「健康・リラクゼーション」のブログを拝見していると、
みなさん身体にいいこといっぱい書いてみえるのに、

「肉肉肉!!!」

って大騒ぎしているってどうかしら…と現実的になってみたものの、今回だけは大騒ぎさせてください!
だって
「牛肉の芸術品、王様」
(くどい)松阪肉様ですから〜!

そうは言っても、直傳靈氣療法士のハシクレ、つきいちシネマやひだ自然エネルギーの輪のメンバーでもあるので、食べるものの出どころや流通には氣をつけているつもりなんですのよ。
菜食主義にもなろうとしましたが。。。やっぱりダメでした。。。
わが家は全員食いしん坊、やっぱりお肉もお魚も大好き。

ましてや今回は「降ってわいたような」松阪肉。
「一生に一度」しか出会えないような霜降り。

わが家にお肉の王様がやってきた顛末は前回のブログにて(http://sabo.hida-ch.com/e854765.html


「今夜は早く帰ってきてね」
夫にこんなセリフを言うのは、1年に1度か2度の(自分の)飲み会の時だけかもしれない…。
昨日届いた、見たこともないような霜降りのお肉様を焼くのに、荷が重すぎて緊張しているわたし。
あわよくば、袋ラーメンの茹で具合も食べて確かめる夫に、その重役を任せようという魂胆。

いよいよ夕方。
もう一度パンフレットを熟読。
息子「先生は、ミディアムレアとミディアムは一緒やって言っとったよ」
わたし「あんた学校で『今日はステーキ』って話したの!?」

お肉が冷たいとしっかり焼けないそうなので、早めに冷蔵庫から取り出す。
「あと20分で帰る」
いつもよりかなり早い夫の「かえるコール」(昭和)で、緊張は一気に高まる。
「胡椒は焼く10分前に」
『美味しんぼ』好きの夫のモットーを心に、夫の帰宅予定時間(だいたい言った時間に帰ってこないため)に胡椒をふる。

帰宅予定時間を20分遅れて夫帰宅。
「胡椒をして20分です」
いつもは時間に大ざっぱなわたしが、小さく夫をなじる。

ずいぶん前から温めておいた6㎜の厚さの昭和屋鉄板はもう準備万端。
着替えもすませ、いつもとは違う面持ちの夫に
「焼いてもらえないでしょうか」と頼み、
「焼くか」と意を決した夫。
肉に塩をふり、「ニンニクはいいのか」「バターはどうしよう」などと上ずった声で言うも、ここは静観が大事と見て、つけあわせと味噌汁の準備。

焼いている時間が長いように感じたが、お任せした手前ここもじっと黙って食卓の準備。
「レア?ミディアム?」
昨夜、焼き加減を会議にかけようとしてくれた息子がいろいろ聞いているが、夫は答えず肉に集中。

「さあ焼けた!」

大皿に2枚のステーキが鎮座して、包丁でカット。
「あれ?焼きすぎたかな?」
やっぱりか…長いと思ったんだよな…と思いつつ、重役をひきうけてくれたんだ、ウェルダンだったら息子は喜ぶはず。
「ちょっとだけ赤いところがある!」
ホッとした様子の夫。
「いただきます!」

一切れ食べると、脂が溶けてくよ!
わたし「脂が溶けるってこんな感じなんだ」
夫「こっちのほう(もう1枚のお肉)がかたいかも」
息子「うまい」
わたし「しかし脂がすごいね」
夫「レアのほうが脂が氣にならなかったかもね」(焼きすぎを後悔中)
息子「オレは、ウェルダンのほうが脂が抜けるんやと思っとった」(脂の強いのはいつも苦手な息子)

その後、「芸能人格付けチェック」に出演するGacktさまはこういうの1枚食べられるんだろうか、とか、飛騨牛のほうが美味しいという肉マニアもいるとか、1切れ2切れ食べる間に会話が弾む。

っていうか、1切れ2切れでいい…。

「40代は3切れで大満足ですから!」と、プレゼントしてくれた母に言ったが、2切れで大満足。
口は食べたいが、身体がどうにも拒否する…。

「ちょっと休憩」
息子が畳に横になる。
いつもは「お行儀が悪い!」と言う父と母だけど、今日ばかりはなんとなく納得。無言。

それでも3切れは…なんて手をつけたら、
「クラッ!」
頭がクラッとするのです。

「なんかクラッときたよ」と言うと、
「そうやろ〜」と夫。君もか!
「脂じゃない?」と夫。
「〇〇(息子)が、脂でクラクラするって時々言うのはこれ?」
ってことは、息子もか!
「やっとでわかった?」と息子。

「40代は3切れ」と言ったけど、そう言えば20代の頃、高山に来て初めてさしの入った牛肉をBBQでいただいて、その後お腹をこわしたことがあった。
「普段食べつけないものを食べる」とはこういうことか…。
あのとき思ったんだった。年齢だけじゃなさそうだ。
「トマト、トマトがおいしい」
切っただけのトマトが救世主に思える今夜の食卓。

いつもは、どんなにお腹がいっぱいでも「皿だけ残す人」で有名な夫が弱気。

「今日はステーキ1枚でよかったかも…」

お肉を焼いた鉄板で、お楽しみのガーリックバターライスを作ってみるも、
「肉もガーリックライスもポークソテーのほうが美味しいかも…」

2日前に「美味しいね」と言い合った夕食とは全く違う雰囲気に!!!(ちなみにその時のメニューは、鯵の干物・冷や奴・蕗の煮物・味噌汁)

「オレは人生の秘密をまたひとつ知ってしまった氣がする」

夫がヒトコト。
そして、ステーキは3切れも残ってしまった。

なんていうか、サボ家にはエポックメイキングな日だったことは間違いない1日でした。

だって、その後、」いちばん食べた夫はトイレから出られなくなり、わたしも胃が痛む。
次の日の夕方まで2人とも調子が悪かったのです。。。
(10才の息子は、次の日の朝には見事回復)
「松阪肉」が悪い訳ではないんだよ…。
「普段食べつけないもの」だったからに他ならないんだ…。
あこがれのキングに会っても、その出会いは人によってさまざまな経験になるんだね〜(涙)

「一生に一度かも」と冗談めかして言ってみたけど、多分きっと「一生に一度」だったなぁ…。


キング降臨 その後

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Posted by サボ子 at 18:03│Comments(0)つれづれ
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