2017年04月25日
四十五十の手習い
年に一度の、わたしにとっての一大イベント「弓道の段級審査」終わりました。
今年は、「参段」に挑戦!
が、あえなく敗退…。
そんなわけで夜は、不憫に思ってくれたか夫のおごりで「残念寿司」
ゴチになります!
はみ出す白魚
まる一日ひとりで家を空けるのは、まだちょっと「えいやっ!」の気合いと周りの理解が必要で、
それでも、息子といってもおかしくないような高校生や、同じ道場で頑張る若いお兄さんと、揃って立ちを組んで審査を受けられた一日。
「森さんでいらっしゃいますか?」一緒に受ける益田清風の生徒さん。
「森さんの前に立ちます〇〇です、よろしくお願いします」ときちんと挨拶してくれました。
高校生で参段受けるってすごいことだけど、技術だけでなくて、人柄もステキな学生さんだな〜
おばちゃん(益田高校と合併して益田清風高校になった)益田南高校の初代の同好会長なんだよ、先生と喧嘩して会長やめたんだ…。
ちなみに今日の審査の進行役(理事)の人がその先生なんだけどね…。
なんて黒歴史を話す余裕もなく、みんな仲良く不合格!
「次もよろしくお願いします」と言って別れました。
若気の至りで喧嘩した くだんの先生にも「うまくなったな」と言われ、20年の歳月を感じながら、いろいろかみしめた一日。
筆記試験の勉強も、お仕事やいろいろ休んだことも、延長の稽古にいろんな人がつきあってくださったことも…
なんやらかんやら含めて楽しかった〜!!!
寿司まで食べられて、本当にいい日でした!
この年(ワタクシただ今43才です)になると、箸の上げ下ろしまでとやかく言われるようなことは日常生活ではまったくないようなモノですが、お稽古ごとをすると、それがもれなくやってくる!
家の中も、仕事ももしかしたら好きなようにブイブイいわせてしまっている年代。
お稽古ごとは、始めた時からいきなり新人。
「四十五十の手習い」とはよく言ったものだなぁ〜と思います。
おごった氣持ちが一気にショボーンです…落ち込みます…でもやめられないんです。
やめたら人間としてダメな氣がして…(感想には個人差があります
)
毎回審査を経験すると、
おすもうさんはこんなことを15日も(しかもひと月おきに)やってるんだ…。とか
なかなか覚えられない筆記の勉強に「役者さんはもっと長いセリフをいつも覚えて最高のパフォーマンスをするってすごすぎるな!!!」とか
癖になっている手順を直そうとすると「プロ野球選手のフォーム改造ってすごいことなんだな!!!(ここまでこのフォームで結構メシが食えてたはずなのに!)」とか
世の中のいろんな人のすばらしさに思いを馳せずにいられません。
ま、力士や役者やプロ野球選手と一緒にしていいのかどうかはわかりませんけどね
一挙手一投足に指摘してくれる先生も、同じようなことを経験されてきたんだろうなぁ〜と思うと、ますます尊敬しないではいられない…。
「徒弟制」とかはこういうことなのかな〜なんて思うと、日本のゆっくりとした人を育てるシステムの面白さを実感します。
(しかし、大工の夫の話を聞くと、最近の職人は全く違うそうです…さみしいかな…)
いろいろもろもろ日々の生活は盛りだくさんで、しんどいことがあっても稽古に行けば一瞬一瞬の動作をなんとかすることにココロを注ぐので、
ほんの少しのあいだでもしんどいことを忘れます。
「これがある」というのが、ポキッと折れそうになるココロのつっかい棒になってくれていました。
(そのほかにも、お仕事や友達や活動の仲間や…つっかい棒のある人生!ありがたや〜)
とかなんとか書きながら、火曜日の今日は冷汗たらして稽古に行ったら、先生方がますます熱心に指導してくださって、
恐縮しつつ、審査に落ちたことが今ごろになって悔しく感じて帰ってきました。あはは。
「負けず嫌い」とは無縁の人生。今ごろこんな氣持ちが残っていたのか…新たな発見。
四十の手習い、やっぱりいいです
そんでもって、筆記試験の勉強の合間に大好きな合気道家で哲学者の内田樹(うちだ たつる)先生の本を読みあさりました。
『日本の身体』めちゃめちゃ面白かったです!
(この文庫本一冊だけ取り寄せてくれてた八軒町の本屋さん、ありがとう!)
茶道家、文楽の人形遣い、力士、マタギ…いろんな人の身体の使い方、底に流れる共通したもの。
久々にコーフンしましたよ〜!!

今年は、「参段」に挑戦!
が、あえなく敗退…。
そんなわけで夜は、不憫に思ってくれたか夫のおごりで「残念寿司」
ゴチになります!

まる一日ひとりで家を空けるのは、まだちょっと「えいやっ!」の気合いと周りの理解が必要で、
それでも、息子といってもおかしくないような高校生や、同じ道場で頑張る若いお兄さんと、揃って立ちを組んで審査を受けられた一日。
「森さんでいらっしゃいますか?」一緒に受ける益田清風の生徒さん。
「森さんの前に立ちます〇〇です、よろしくお願いします」ときちんと挨拶してくれました。
高校生で参段受けるってすごいことだけど、技術だけでなくて、人柄もステキな学生さんだな〜

おばちゃん(益田高校と合併して益田清風高校になった)益田南高校の初代の同好会長なんだよ、先生と喧嘩して会長やめたんだ…。
ちなみに今日の審査の進行役(理事)の人がその先生なんだけどね…。
なんて黒歴史を話す余裕もなく、みんな仲良く不合格!
「次もよろしくお願いします」と言って別れました。
若気の至りで喧嘩した くだんの先生にも「うまくなったな」と言われ、20年の歳月を感じながら、いろいろかみしめた一日。
筆記試験の勉強も、お仕事やいろいろ休んだことも、延長の稽古にいろんな人がつきあってくださったことも…
なんやらかんやら含めて楽しかった〜!!!
寿司まで食べられて、本当にいい日でした!
この年(ワタクシただ今43才です)になると、箸の上げ下ろしまでとやかく言われるようなことは日常生活ではまったくないようなモノですが、お稽古ごとをすると、それがもれなくやってくる!
家の中も、仕事ももしかしたら好きなようにブイブイいわせてしまっている年代。
お稽古ごとは、始めた時からいきなり新人。
「四十五十の手習い」とはよく言ったものだなぁ〜と思います。
おごった氣持ちが一気にショボーンです…落ち込みます…でもやめられないんです。
やめたら人間としてダメな氣がして…(感想には個人差があります

毎回審査を経験すると、
おすもうさんはこんなことを15日も(しかもひと月おきに)やってるんだ…。とか
なかなか覚えられない筆記の勉強に「役者さんはもっと長いセリフをいつも覚えて最高のパフォーマンスをするってすごすぎるな!!!」とか
癖になっている手順を直そうとすると「プロ野球選手のフォーム改造ってすごいことなんだな!!!(ここまでこのフォームで結構メシが食えてたはずなのに!)」とか
世の中のいろんな人のすばらしさに思いを馳せずにいられません。
ま、力士や役者やプロ野球選手と一緒にしていいのかどうかはわかりませんけどね

一挙手一投足に指摘してくれる先生も、同じようなことを経験されてきたんだろうなぁ〜と思うと、ますます尊敬しないではいられない…。
「徒弟制」とかはこういうことなのかな〜なんて思うと、日本のゆっくりとした人を育てるシステムの面白さを実感します。
(しかし、大工の夫の話を聞くと、最近の職人は全く違うそうです…さみしいかな…)
いろいろもろもろ日々の生活は盛りだくさんで、しんどいことがあっても稽古に行けば一瞬一瞬の動作をなんとかすることにココロを注ぐので、
ほんの少しのあいだでもしんどいことを忘れます。
「これがある」というのが、ポキッと折れそうになるココロのつっかい棒になってくれていました。
(そのほかにも、お仕事や友達や活動の仲間や…つっかい棒のある人生!ありがたや〜)
とかなんとか書きながら、火曜日の今日は冷汗たらして稽古に行ったら、先生方がますます熱心に指導してくださって、
恐縮しつつ、審査に落ちたことが今ごろになって悔しく感じて帰ってきました。あはは。
「負けず嫌い」とは無縁の人生。今ごろこんな氣持ちが残っていたのか…新たな発見。
四十の手習い、やっぱりいいです

そんでもって、筆記試験の勉強の合間に大好きな合気道家で哲学者の内田樹(うちだ たつる)先生の本を読みあさりました。
『日本の身体』めちゃめちゃ面白かったです!
(この文庫本一冊だけ取り寄せてくれてた八軒町の本屋さん、ありがとう!)
茶道家、文楽の人形遣い、力士、マタギ…いろんな人の身体の使い方、底に流れる共通したもの。
久々にコーフンしましたよ〜!!

Posted by サボ子 at 17:32│Comments(0)
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