2016年02月25日

サボ子、おまえもか〜

ここ最近、むさぼるように読んだサイト
「現代ビジネス」の『息子と僕のアスペルガー物語』

奥村隆さんという、テレビ局に勤める男性が連載していたもので、
一回分が7ページから10ページ、それが39回までのボリュームある記事、
息もつかずに、時に涙しながら、ため息をつきながら、読みました。

時間に正確で、スケジュールどおりに事が進まないとパニックになる奥村さんの息子さん、
アスペルガー症候群と診断を受けた際に、奥村さん自身も同じ特徴があり、
自分もいわゆる「大人の発達障害」(最近はASD(自閉症スペクトラム)と呼ばれます)であることがわかって衝撃を受けます。
さらに、自分の今まで歩んできた人生で起きたあれこれ、出会った人たち、今職場で一緒の仲間の中でもASDの特徴の強い人の色々な
できごと(ちょっと身につまされる困ったことも)満載。

小3の息子もASDの診断をうけている訳ですが、これを読んで
「ああ、やっぱりわたしも(夫も、さらに両親も…)かなり同じような特徴があるな…」と。

そんなわけで、今日のタイトル「サボ子、おまえもか〜」です…。

急な変更に弱い、駐車場料金が用意していた金額より高くて出口でパニック!震える手でお金を探すけど焦るほど落としたり…。
思っていることを悪気なく言ってしまう、昔、兄のつきあっていた人に「アルフィーの高見沢さんに似てますね」と言ったら、ものすごくムッとされたとか…。(わたしは好きなんだけど)
自分の知っていることをひたすらしゃべりたいので、学生時代の飲み会や、若い人が集まる場では気まずい雰囲気になったり…。

それでも今となっては笑い話hida-ch_face2、息子と同じじゃーん!と汗をかきながら思い出す…。
みんなそれぞれそんなことがあるし、痛い目にあって勉強していくんだよ!って思っていたけど、
やっぱりASDもホントにそれぞれで、前述の奥村さんのサイトを見ていたら、ちょっと身につまされてしまった…。
痛い目に遭い続ける人もいるんだな、周りの理解が肝だなぁと。

ちょうど先週、スクールカウンセラーの先生との相談日があって、
「息子さんには、会話のルールを教えたほうがいいですよ」って言われました…。
空気を読むとか、人の心を想像するのが苦手な子には、「痛い目にあって勉強する」のが難しいのだそうで…。
「これからも親がやることがいっぱいあるなぁ」(正直言うともうちょっとラクできると思ったのになぁ)

未だに「人を心配する」ということがわからないわたしも、
ほんとうにラッキーだったというほかなく…、
似たような特徴の友達や、ちゃんと叱ってくれる人や、
自分を出したほうが受け容れられる職場が多かったせいで、今まで楽しく生きてこられたのでした。
いやぁ、人から「そんなこと珍しいよ」って言われたことがあるなぁ。

時々、まったく想像もしない壁にぶち当たったりもしましたが、
環境を変えて、息がしやすい場所に移動したり、出会う人が変わったことでなんとかなってきました。

わたしの子どもの頃より明らかに大変そうな息子にも、
「こうしたら嫌われる」なんて言い方をしてしまっていたけど、
「こうすればおもしろい人に会える」とか「助けてもらったりして生きていける」ってことを伝えていきたいなぁと思うのでした。


サボ子、おまえもか〜

スポンサーリンク
同じカテゴリー(つれづれ)の記事画像
飛騨市の山城ツアーに行ってきました
市民時報のリレー随筆
憧れのクロテッドクリーム
エネルギー体をさわってもらう
母の認知症 その2
岡本太郎展に行ってきました!
同じカテゴリー(つれづれ)の記事
 飛騨市の山城ツアーに行ってきました (2023-06-22 18:15)
 市民時報のリレー随筆 (2023-05-29 14:24)
 憧れのクロテッドクリーム (2023-05-24 16:47)
 エネルギー体をさわってもらう (2023-04-03 21:03)
 母の認知症 その2 (2023-03-20 16:41)
 岡本太郎展に行ってきました! (2023-03-14 17:11)

Posted by サボ子 at 08:40│Comments(0)つれづれ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
サボ子、おまえもか〜
    コメント(0)