2015年09月24日

父と栗

先日、下呂の実家へ行ったら
父が栗を拾ってきていた。

しばらくすると、
「ああ、もう渋皮がとれんでどもならん!」と言って、とりきれない渋皮のついた栗を、ボール一杯もってウロウロ。

しばらくすると、
父:「かあさん、コンパスあるか?」
(コンパスで渋皮をとる!?)

母:「ああ、あるでちょっと待っとくれ」
(コンパスをもっている母もすごいな!)

父:「芋洗い器でないと渋皮とれんで、芋洗い器をつくるわい」
(ええええ!!!まぢですか!!!)

そして、またひとり籠って、段ボールで型紙を作った後、材料を買いにホームセンターへ向かう父。

この時間があったら、渋皮とれてるかも!

「そやけどかあちゃん、この先何十年も使えるろ?」と息子にたしなめられる。

中学を卒業したらすぐに自動車の修理工になった父。
昔は、クラッチも削って作っとったんやと。
みんなで話していたら、兄が「そう言えば庭でお父さんがトリをシメとったこと覚えとる」ですと。

なんでも自分でやってしまう父さんを見て育ったのは、今となってはありがたい話やな〜。
わたしも見習おう。
もうすぐ80やけど、芋洗い器を何十年も使ってな!

父と栗

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Posted by サボ子 at 16:19│Comments(0)つれづれ
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