2021年10月13日
今度はイガグリ染め
夜が明けるのがどんどん遅くなってきたので、早く寝ても起きられなくなってきました…サボ子です
夏はパカっと覚めるのにな〜太陽は偉大ですな
今年初めて草木染めをやってみておもしろかったので、またまた秋のモノで染めてみることにしました。
今回の材料は、クリのイガ
7月にやった時のように、洗濯ネットに入れて鍋に入れると、鍋を持ち上げて漉さなくても済むので今回も。
海から揚げてきたウニみたい…。
瓜巣峠の頂上あたりにいつもヤマグリのイガが転がっているので、バケツと火バサミを持っていただいてきました。
イガをとっても叱られまい。
朝から玄関先でロケットストーブを炊き、イガの成分を煮出していると、
「火炊いとる?いい匂いやな。秋やな」
と風流なことを言いながら、休日の息子が覗きにきました。
これはしめしめ、まだ触媒のミョウバンを買っていなかったので、息子に火の番を頼み店へ。
その日は天気もよく、休日だったため、家の前を通る車も多い。
息子が火を焚いているのが珍しかったのか、いろんな人が覗いていきました。
今回染めたのは、先日作り方を教わったF☆Pan(ふんどしパンツ)とそれを作る用のサラシ。
それに、日常づかいのタオルたち。
地球に優しめの洗剤を使っていると、どうしても白いものがすぐに黄ばんでしまう…。
まだ肌触りもいいので雑巾にするにはもったいない。
「そうだ!染めればいいんだ!」と、黄ばんだタオルを茶色に染めることにしました。
前もって、豆乳を水で半々に割った液につけて「タンパク処理」をしておきます。
軽く絞ってから乾かすのですが、長いサラシなどは下から豆乳液がぽたぽた垂れる…。
折り畳んでハンガーにかけて外で乾かしました。
さ、ではクリのイガ汁にタオルやサラシをつけてしばらく煮ます。
それから、さっき買ってきたミョウバン液につけて…。
軽く絞ってまたイガ汁へ戻す。
そして水洗いして干してみると…。
真ん中の白かったタオルは綺麗な茶色になっています
が、染めむらが…。
特に手前の長いサラシは、タンパク処理した後のハンガーの痕やシワがついてる…。
絞りの模様をつけると目立たなかったかも…。
ミョウバン液が少なかったのも敗因かも…。
せっかく汁が残っているので、タンパク処理していない黄ばんだ枕カバーも染めてみましたが、こちらはあまり染めむらができなかったので、タンパク処理も課題だな〜とわかりました。
ちょうど作業が終わるところで、近所のIさんがご夫婦で興味深そうに見に来ました。
「何してござるの?」
栗のイガで染めてるんですと話すと、引き出しの多いIさんはいろんな話をしてくれます。
「むかし、肥料袋がな〜丈夫な布で出来とったんやさ。それを家でいろんなもので染めて、足拭きマットにしたり色々再利用しとったんや」
「昭和30年代まで、この瓜巣で麻を栽培しとってな。その糸も作ってな、それも染めたな〜」
「麻は、神社で使うって言えばまだ作れたもんでな、3mくらいに刈り取って〇〇さんの家の前に釜場があって、2日くらい交代で火の番してな、煮たんや」
「麻の煮た後のやつも丈夫で、それを弓にして遊んだんやさ」
「紅花も夏休みに育ててみたことあるんやさ。ちゃんと育ったぞ」
そして、ご夫婦でお遍路さんに行った時に徳島で藍の種をもらってきたという話もされました。
神岡に住む友人が、藍の種を植えて育ったという話をしたら「そしゃうちも来年植えてみるか」と話してみえました。
なんかいい話聞けたな〜
クリで染めた下着、煮ている間に「茶色いな…これどうよ…」と思ったのですが、干して乾いてみるとなかなかいい色
クリは肌にいいと言うし、1ヶ月ほど洗わずそのままにしてから使うことにします。
なんだか布から秋の匂いがします
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Posted by サボ子 at 11:56│Comments(0)
│つれづれ
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