2019年11月11日
オランダの話
メンマが好きすぎて、麺とメンマの割合が逆になればいいと思うサボ子です
さて、前回もお話した『サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト』の上映後のお話会での出来事をつづります。
みなさんとたくさんお話ししたんですが、以前一緒に活動した大事なお仲間がオランダの話をしてくださいました
子育てやこの国の未来のことを色々悩む中で、なんだかとても穏やかな気持ちになったので、ここでシェアしたいな〜と思います。
今、オランダでは空前の日本ブームとか。
本屋さんへ行くと「IKIGAI」とローマ字で書かれたような本が並んでいたりするそうです。
「日本の美から学ぼう」という風潮もあるとか。
でも、実際に日本に行った人はちょっとがっかりして帰ってくる人もいるそうです。
プラスチックの使い捨て容器であふれていたり、過労などの現実を知って…。
実は!
私サボ子も2回しか海外旅行へ行ったことがないのに!オランダへ行ったことがあります。
16年も前のこと…(遠い目)
海抜0メートルのオランダでは、その頃から環境についての意識が違うな〜と感じていました。
ホテルで連泊するなら「環境のことを考えて、バスタオルはできるだけそのままお使いください」とのことでした。
「日本だったら洗うな〜」って思った記憶があります。
きっとそれは、わたしが感じたオランダのほんの一部。
やはり環境先進国だと聞きました。
ストローが紙。
ゴミがたくさん出るようなファストフードのチェーン店やコーヒーショップは、ほとんど見ないとのこと。
宗教的な宗派の影響もあって、シンプルを好む人が多く、
食事もシンプル。外食もほとんどしない。(でもお料理は好きで、人に振る舞うのは好きな人が多い)
働くのは1週間に3日半という人も多く、それがプライドにもなっていると!
そして、世界一寄付をする国でもあるそうです。
教会が日常的にチャリティをするのだとか。
「それは宗教的な教えがバックにあるからかな〜」という声をあげる人もいました。
「日本のお寺や神社は日常的にチャリティをやらないの?」
オランダ人のお知り合いに聞かれるそうです。
(高山のお寺でいろんな活動をされている話にもなりましたが)
この日本との比較で、わたしがとても心に残ったのは、
日本の小学校で並んで先生の話をジッと聞くことに、オランダの人が驚いた!という話です。
ナチスのやり方を危険だと認識しているヨーロッパの人たちは、一人の人の話をジッと聞くということそのものが「危ない教育」という感覚なのだとか。
これは、「いい・悪い」をいったん置いておいて読んでもらえるとありがたいです。
そういう認識の人たちがいるんだと初めて知ったので、サボ子ショック!
そうか〜そう思う人たちもいるんだ〜!
さらに、日本の学生服は「陸軍」(詰襟)や「海軍」(セーラー服)を思わせるもの。
オランダでは考えられないとのこと。
そういえば、アメリカに住んでいたことのある友人と一緒に学校の運動会の応援合戦を見ていた時、
「AET(外国人の英語の先生)の先生はこの光景はビックリするだろうねー」
と言われて、「ああ、そうか」と思ったことがあります。
言われてみないとわからないし、気づかなかったこと。
それが、いい・悪いで判断するのではなくて、わたしは「その価値観があったのか」と思ったのでした。
こういうこと、炎上したり擁護したり、ネットの世界では忙しいけど、
自分はどうなのか…を考えるいい機会をもらったと感じましたよ!
他にもワクワクする話がたくさんでした
「日本にもいいところはたくさんある」と彼女は色々聞かせてくれましたが(書ききれなくてすんません!)、
オランダは、「世界一子どもが幸せな国」
お仲間の彼女曰く、「それは大人が幸せだから。お年寄りが幸せだから。みんな楽しみ方を知っているから」
「国民総アーティストの国」
日常がアート、お誕生日会などはお友達を迎えて料理に腕を振るいホームパーティー
みんなが楽しめるアトラクションを考え、呼ばれた人はお誕生日の人の好きな飲み物やお花を持っていく
(友達なら好きなお花は何かを知っているんだそうです土に還るというのも大きな理由)
そしてプレゼントをあげるなら…手作りのもの。
「わたしなら、前にもらったもののことを考えて『だいたい、いくらくらい』って考えて買い物に行くなー」って発言も。(みんなうなづく)
さらに、クリスマスには大事な人と詩を交換するそうです
その人の1年がどんなだったか、きちんと韻を踏んで詩にしてプレゼント
こんな風に心が豊かになれるようなこと、工夫次第で…なんとかしたいな〜
実際、日本から若いお母さんたちの移住がとても多いそうです。
(日本人は長い歴史の中で、オランダでは一番ビザが取りやすいそう)
日本でそんなことができたらいいのに…と思う気持ちもありつつ、やれることから。
だって、世界の中では1週間に3日半働くだけでこんなに気持ちが豊かな国があるってことを知っているだけでも大収穫!
というのがサボ子の率直な感想です
つきいちシネマ、次は11月30日(土)です
昨年のノーベル平和賞受賞者 ナディア・ムラドさんを追ったドキュメンタリー『ナディアの誓い』です。
チラシを置かせてくださる方があれば、ご一報ください
日本のいいところ、世界の人に伝えられるようにたくさん探したい♪
もちろん日本生まれの「靈氣」もどんどんアピール!
11月17日(木)は、直傳靈氣の練習会と体験会です!
11月17日(木)は、直傳靈氣の練習会と体験会です!
ご参加、ご予約お待ちしています〜。
Posted by サボ子 at 16:16│Comments(0)
│つれづれ
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