2019年11月10日
子どもという種に、水を光を!
薪ストーブをつけるたびに元気になる台所の2匹のハエが、かなり長生きなのに驚いているサボ子です。
(9月から同居中)
先日、外で枯れ葉を掃いていたらご近所のIさんが、車を止めて中からわたしに話しかけてくれました
「なぁなぁサボ子さん、こないだ〇〇くんと宇宙の話したんやけど、楽しかった〜!」
この間、地区の祭りで子ども神輿について行ってくれたIさん。
長い道のりを歩く中で、Iさんと息子はずーっと宇宙の話をしていたんだそうです
自分の知っていることを話し出すと止まらなくなる息子。
発達障害児の特徴でもあるのですが、周りのことなど気にせずずーっと話してしまうため、友達も作りにくい。
途中でさーっと人がいなくなる。
かくいうわたしも「もういい!」と「池乃めだか」のように大きな声を出すこともしばしば。
それが…「おもしろかった!今度家に遊びに行ってもいい?」まで言ってくれる人が近所にいる!!!
それからわたしの子育て相談が始まって、
「わたしなんて、息子たちに一度も『勉強しなさい』って言ったことないよ〜」
「ちゃんと自分の好きなこと見つけて、自分でなんとかしてくんやさ。あれだけ宇宙のこと好きやったらいいに!」
車の中と外で、えらいこと長く話し込んでしまった…
が、何よりうれしい時間でした。
先週つきいちシネマ『サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト』の上映が終わりました。
エコロジー思想家、非暴力平和運動家、 ガンディー思想の継承者 サティシュ・クマールさんのインタビューを中心に収められたドキュメンタリー映画でした。
サティシュさんは、教育の目的は「ノット・ゲット・ジョブ」って言っていました。
「子どもは種と同じ」「もう中に木になる全てが入っている」
それに水や光をやれば木になる。
でもそこで思いました「じゃあ息子にとっての水や光はなにー!?」
Iさんは、せっかくなら宇宙のこともっと勉強したら将来楽しみやよ!(「勉強しなさい」を言わない人が…)って言わはるし。
かと言って息子は全く勉強しんで、成績が滝のように落ちとるし
かーちゃんは、なにを水や光にしたらわからん!
サティシュさんが、自分で開いた学校「シューマッハ・カレッジ」でやっているのは、
「自分を社会を変革させる学び」
そのために必要なのは、「想像力」
「想像力の種から人生の木が育つ」と言っていました。
「想像力」を自由に羽ばたかせるためには、体全体を使って五感を働かせること。
とくに「手を使うこと」
陶芸や、畑仕事や、お料理をしてみんなで食べる様子が映し出さていました。
とくに料理は、まるで錬金術のように素材が変わる。想像力を使う。
そういえば、最近息子が9時すぎてからお菓子作りを始めます…
こんな夜に…と思うけど、あるもので工夫してやってるからまあいいか、と。
わたしにできることは「お菓子を買ってこないこと」
ということに気がついた!
そう、「水や光を与えよう」としすぎて「与えすぎること」に意識が向かってなかったな〜。
サティシュさんも、「レス・イズ・ビューテフル」だと。
自分が受けてきた教育は、「働くために勉強を頑張れ」だったし、「多くのものを得られるように」「あらゆることが(効率よく)できるように」「頑張る人が素晴らしい」だったので、もう悩むことが多い!
今まで受けてきた価値観を忘れる必要もたくさんあるなぁ。。。自分で新しい価値を作り出しているつもりでも、まだまだ…
結局「彼にとっての水や光」という答えはずっと探しながらですね!
そのほか、グッときたので書きとめた映画の中の言葉をいくつか。
・自分の人生のCEOになる
・伝統は絶え間ないリニューアル
・「オリジナル」とは「根ざしていること」
・「スロー、スモール、シンプル・イズ・ビューティフル」
・効率(エフィシェンシー)より充足(サフィシェンシー)
・Art←→Hurry
・時間は私たちの友達であるはず
・なにをするにもそれにちょうどいい時間がある
・人生は変革の旅
映画の後、希望の方で残っていただいてお話ししたのですが、どの時間もとてもいい時間になりました!
次は、そこで聞いたオランダのお話です
「かーちゃーん、今日の生クリームくどくない!なにがよかったんやろう」と息子。
以前、混ぜ方で生クリームがくどくなったりそうでなかったりするという話をした我々。
「今日は、最初に冷凍庫に入れたのがよかったのか、攪拌スピードを色々変えたのがよかったのか…」とあれこれ考える息子。
パッケージを見たら…「植物性ホイップ」って!
そらあっさりしとるわ…
11月17日(木)は、直傳靈氣の練習会と体験会です!
ご参加、ご予約お待ちしています〜。
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