2022年07月19日
疳の虫とりのおばちゃん
自分の汗の匂いがとうもろこしの茹で汁の匂いに似ている…サボ子です
靈氣のセミナーをやっていると、だいたい毎回「疳の虫とり」の話になります。
最近は面白いので、こちらから聞いています。
「疳の虫、とってもらったことありますか?」
飛騨には疳の虫をとれる人(おばちゃんかおばあちゃん)がいろんなところにいて、子どもの疳が強いと連れて行ってとってもらうという。
子どもの頃に住んでいた下呂では聞いたことはなかったけど、うちへ来てくれる高山や古川の人で知らない人はいないほど。
「疳の虫とりのおばちゃんは、何かおまじないを唱えながら子どもの手に筆でくるくると円を描くと、子どもの手からふわふわと白い糸のようなものが出てくる」と。
他に子どもの手に塩を塗り込む、というやり方も。
また、子どもの手からは白い糸だけでなくて、塩の結晶みたいなものが出る子もいるという。
大人になってやってもらった人で、色のついた糸が出たという話も。
みんな口々に「不思議だけど、本当に指から出てくるんだよ」と必ず言う。
そして、その後には子どもは(大人も)だいたい落ち着くんですと。
だからみんな信じている。困ったらそのおばちゃんのところへ連れて行く。
20年以上前に初めてこの話を聞いた時は、「ずいぶん昔の話だろう」と聞き流していたけれど、
いやいやどうして、昔の話ではないみたいなのです。
「自分の子を連れて行ったよ」
「まだやってる人がいるみたいだよ」
普段の生活の中で、こういうことが普通に行われている飛騨の土地のおもしろさ!
そしたら先日、「あれって誰でもできるんだよ。わたしも子どもにやったもん」という人が!
ええっ!!!ぜひ知りたい!わたしもやれるようになってみたい!と前のめりに話したら…
「う〜どうやるんだったかな〜忘れちゃったな〜」
「あの時いっしょに習った人たちみんなできたんやよ。子どもの手から白い糸が出てきたの」
近づいた!けどおしい!
もしまだその方法をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひコメント欄で教えていただきたいです
飛騨にはまだ素晴らしい知恵が残っとるんでないかな…そういう技を受け継げたら素敵なんでないかな…
そんな話をしていたら、「ひぼとり(火傷治し)のおばちゃんの話」やら「チャネリングで処方箋を聞く御嶽教の人の話」やら、興味深い話をたくさん聞かせてもらえました。
まだまだ知らんだけで、飛騨で活躍する素晴らしい「民間療法の達人」がござるんでないかな
そのうちのいくつかは、靈氣みたいに「誰でもできる」ものだったら…。
もちろんお医者さんは必要、そやけど、「その辺の草の上手な使い方」やいろんな種類の民間療法を知っていたら、
子育ても豊かになるんやないかな…健康で生きられるんでないかな…なんて妄想します
みなさんがご存知のおばちゃん(もしくはおじちゃん)の話、是非是非聞かせてください
写真は、昨日の畑で偶然撮れた1枚
生き物が5匹います。
そやけどどんだけ草ボーボーなんよ…って言わないでください
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