やさしい味のチョコレート 〜つきいちシネマ『バレンタイン一揆』
本日バレンタインデーにつき!
チョコレートを!
いただきました!きゃー!
今日は、saboで靈氣の練習会だったんですが、一緒に練習してくれたお友達に靈氣で癒されたあとに、
とってもあったかいメッセージつきで、フェアトレードのチョコレート。
食べてないのに、もう食べたような幸福感です。すごいなー。
わたしもこんなチョコレートのように幸せになるような言葉がかけられるようにしよう
彼女は、このあいだのつきいちシネマの『バレンタイン一揆』も見て、これを選んでくれました。
日本の女子高校生と女子大学生3人が、ACEという団体のワークショップで児童労働について知って、
本当にガーナまで行って、支援団体の人や、カカオ農園で働いていた子どもや、学校に行っている子どもたちと触れあうドキュメンタリー映画でした。
彼女たちは日本に帰ってから、カカオ豆の生産者に正当な対価が支払われるフェアトレードのチョコレートを買いましょ〜!と呼びかける
「バレンタイン一揆」
というイベントをしますが、仲間同士、街往く人に呼びかけるもなかなかキビシイ現実…。
短い映画でしたが、見やすくて、今回は9才の息子とお客さんとして行ってきました。
ちょうど、ほかのスタッフお2人の息子たち(同じ小4)もいて、小4ズ男子3人もチョコレートを食べながら終わってからの座談会にも参加。
チョコっとメモしたので、座談会の様子を書きたいと思います。
まず、映画の中で、現在(2012年の映画でした)世界中で働いている子どもは2億1500万人と!
舞台になっていたガーナでも、民族闘争や人身売買が横行していて、子どもたちがたくさん働いているようです。
9才で働いていたという男の子が言うには、朝5時から1日中働いて140円。
20キロのカカオ豆を頭にのせて、農園と加工場の1時間から1時間半かかる道のりを、多い時は3往復したそうです。
小4男子たち。
「ガーナ以外でも働いている子どもがいると思う。なくしていかないといけない」
「20キロを頭にのせるなんて、首が折れてしまう!」
「自分たちがこれからどうしたらいいかわかった」という頼もしい意見も。
ひとりのお母さんは、テレビでやっていた金の採掘を親子で見たそうで、
ここでも子どもが危険な状態で働いていた。
「オリンピックの金メダルをリサイクルの金で」という話を「貧乏臭い」と言っていた息子が、
テレビを観て「リサイクルでもいいかも」と言った。「現実を知る」ってこういうこと?と話してみえました。
それに、出演していた若い女の子たちががんばってるな!と、「自分にもなにかできるかも!」って思わせてくれたという意見も。
大人として若い人たちに「いろいろやってみてよ!」と背中を押して、さらに「失敗してもいいよ!」という雰囲気を作りたいとも。
母ちゃんはじっとしてない息子にヒヤヒヤだったけれど、会場のみなさんはあたたかく、
「こんなに素直なうちに、連れて歩けるうちに、うちもこういう映画を見せたかった」と言われる方も。ありがたかったです!
フェアトレードについても、
「フェアトレードのものを買えばいいというものでもないよね」という話も出ました。
「買う」ことそのものを考えるのも大事だしね。
さらにフェアトレードって、どこか「上から目線」な感じがする、とか、
フェアトレードチョコレートひとつとっても、加工はヨーロッパのものがあったり、
原料栽培から加工までを現地でやるものがあったり。
「フェアトレードがわからなくなってきました」なんて意見も。
最近は、日本の災害が起きた地域にそのノウハウをもって行って「コミュニティトレード」と名づけられたやり方もあるそうです。
「バレンタインデー、贈る人には愛情を込めるのに、作る人には愛情をもてないのはさみしい」というようなことをおっしゃった方がありました
だから今日、話題になったチョコレートをもらえて、とってもうれしい♪
わが家の男性諸君には、映画を観てすぐにチョコレートを渡してしまって、先週末には「ハッピーバレンタイン」というシールのついた尾崎餅店の苺大福をあげてしまった…(大福は今日までとっとけなかったしなー)
よし、このチョコレート、わけあって食べるかー
いい日だから、喧嘩しないようにしよー。
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