タカの渡りを見てきました

サボ子

2021年09月22日 11:08

葉物野菜が高いので、オニオンスライスを食卓に乗せる日々。
スライスの2回に1回空振り…サボ子ですしかも5枚に1枚が太い…

去年の秋、アサギマダラのマーキングに参加したあと、同じ高根のチャオの駐車場で「タカの渡り」を見ました。
蝶々の時と同じく、詳しい方に話を聞かせていただいたのでおもしろくておもしろくて!
今年も9月半ばを過ぎてからソワソワ…。

天気がいいと「今日は飛んでるかな〜」
頭の中は南へ渡るタカのことでいっぱいに…。

連休中は家を出たくない家族のお昼ごはんを作りながら「今日は上昇気流最高じゃなーい?」
すっかりタカ目線。
昨日連休が終わったのをいいことに、矢も盾もたまらずチャオまで車を走らせました

目の前は乗鞍岳、そしてこの天気!

うしろは継子岳(この山の名前も去年教わりました〜)


去年教わったのは、乗鞍の右側(北東)あたりから継子岳の右側(南西)の方へ飛んで行くと(違うところからも飛んできましたが)。
新潟の方から来て、数分後に下呂の観音峠で観測されて、渥美半島の伊良湖もたくさん見えるよとのことでした。

駐車場へ着くと、立派な望遠レンズのカメラをスタンバイされたご夫婦らしき1組。
邪魔にならないように少し離れたところに位置取って、椅子を出してから「今日は飛んでますか?」くらいちょこっと挨拶してこよう…と思っていると、
向こうから1台の軽自動車が望遠レンズのご夫婦のところへ停車。
「昨日、一昨日たくさん飛んだんや。2時過ぎんと来んぞ」
タカの渡りの大先輩らしき男性が色々話しておられる。
周りには何もないので、結構離れていてもよーく聞こえます。
「そうか…昨日は飛んだのか…」(あとから9月20日の白樺峠の観測数を見たら2000越え!)

すると、また1台家族連れが向こうのほうへ到着。さらにまた1台。
車も増えてきて、なんとなく古びたお下がりの双眼鏡を持った自分が、鳥に詳しそうな望遠レンズのご夫婦に声をかけることに急に気が引けて、椅子に座ってメガネを外して双眼鏡を覗くことにしました。

到着してから30分くらい経って、ようやく向こうから気流に乗って旋回しながら上がって移動する1羽発見!
遠い!双眼鏡で見逃すともうわからなくなるからこちらも真剣!
輪を描いてどんどん上がって移動していく。
駐車場にいる人たちも気づいている様子。
クルクル回りながら真上まで来たので、もしかしたら肉眼で見えるか?と、メガネを装着したけど見えず。
「どんだけ遠いんや!」
およそ10倍の双眼鏡、まだ慣れていないので実際の距離が分からず。
しかし羽の模様や白いお腹がしっかり見えてうれしい。

「ノスリですね」との声が聞こえた。
白くて少し小さめのノスリやったんや〜鳥博士ありがとうございます〜


またしばらくしてから、北東方面で旋回して上がっていく1羽をを確認!
今度は見逃さない!
さっきより比較的低いところを飛んで、近くまで来るとその美しい飛び姿が双眼鏡でよく見えます。
「?」と思ったのと同時に、望遠レンズさん(もうこんな呼び方…)が、
「トビやないかい!」
やっぱり!あの尻尾、見覚えあるなぁと思ったんやさな〜
「めちゃくちゃ連写してしまった…」と後悔中の望遠レンズさん。

調べたら、トビも渡ることがあるそうです。
ここら辺も雪が多いし、餌が取れるところで冬を過ごしたいよな〜。
去年みたいにあんまり雪が降らんといいな〜

そこからはサッパリ頭上を行くタカを観測できず。
お昼過ぎてから何回か、遠くに5、6羽でまとまって上がっていく「タカ柱」なるものを見ましたが、数が多いと混乱して追うことができず…。
でも「これがタカ柱かぁ〜」と見えた喜びはひとしお。

今年の9月13日に、松本の白樺峠で撮られた映像があったので載せてみます。
タカ柱の感じ、見るとまたコーフンします


前日はいっぱい飛んだのに、ダメだったか〜。
そういえば前の日の夜からちょっと頭が痛かったワタクシ
「天気が崩れる前ぶれだな」とわかります。
野生動物に比べて超鈍感な人間でも「これから天気が崩れる」ってわかるんだから、タカはなおさら条件のいい時に飛ぶよな。。。
そんなことを思いましたよ

朝の天気予報では、東からの高気圧が弱まり西からの低気圧に覆われるとか。
西から雲がやってきました。


ヒマなので雲を眺めていたら、このカタチ、むかし日和田高原の「篝火まつり」で見た白い龍の顔みたいじゃない!?


タカはあんまり見えなかったけど、こんなことでだいたい満足!
どんどん西からの雲が広がって、これでは頭上をタカが渡っても見えないな、と思って2時前に下山しました。

長ーい距離を渡っていくタカたち!どうか無事に暖かいところへ着いて冬を過ごせますように!

双眼鏡を見続けて(コーフンして押し当てて見てた)、きっとズターウォーズのC3-POみたいになっとるやろな…。
と思いながらも、誰にも会うことなく無事帰宅。
いい時間でした。


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